私の生活には華がない。
ささやかな楽しみも、小さな幸せも、涙が流れる感動も、私の生活には存在するけれど、
それは狭すぎる自分の世界の話でしかない。
海とかスタバとか古着屋とかサングラスとかバーベキューとかお泊まりとか
いわゆる、きらきらした大学生にある花がない。
ぱっと見でわかる華やかさがないのである。
自分が幸せだと感じられればいいじゃないか。人の評価なんて、気にせずに
という意見があるのもわかる。
でも考えてみてほしい。一人の狭いしか持っていないのと、華やかな世界とを行き来できる人の方が良くないだろうか。
私は少なくとも、行き来していたい。それが理想だと思うから。
決して、寂しいわけではない。この数年間、ひとりでいろんなことをやってきた。その上で、華が欲しいと思っている。
イベントを心から楽しむように、誰かと過ごす時間を楽しんでいたい。お互いに写真を取り合って、それをSNSで思い出として共有する。そういう青春を手に入れられる方法を今考えている。
最終的な目標は、インキャとか陽キャとか、根暗とか根明とかを超えた、存在になることを想像している。
幸せでないわけではないが、その幸せだけで、完全な幸せといえるのだろうか。私はいろんな幸せを手に入れていきたい。