ここにしかないもの ここにはないもの

東京の大学に進学し、地元で就職する。

この決断はどれくらい大っきいものなのか考える。

 

好きな人ができました。とってもとっても愛おしい人ができました。

その人は、4月には東京で働き始めます。

その人と付き合うと、自然と東京が優先になるでしょう。

でも、地元に帰らないという選択が、他の人より大きく響いてくる人生なのです。

その人と結婚したいから、東京で就職する。

その決断もある意味普遍なものなんだと思います。

別に自分が地元に帰らなくても、多分地元は回ることができるでしょう。

でも、帰らないといけないんじゃないかという思いが、ずっとあるのです。

 

人生で大切なのは、選択すること。全てを手に入れようなんて、虫がよすぎる。

そのことを痛感する毎日です。

ここにしかないものと、ここにはないもの。その両方を見比べて、どちらを選ぶかを考えます。

 

好きな人は、数年ぶりくらいにできました。もうこんなにも好きな人は現れないんはないか、そう思えるくらいの恋をしています。

今、この恋を見捨ててしまうことへの後悔と、その先にある、地元を捨ててしまうことへの後悔は、どちらも、なくせるものではありません。

 

後悔のない選択をなんて、ないと思います。

だから今まで、後悔を受け入れられなそうな方を選んできました。

何をしても後悔が残り、何をしても、選んでよかったと思えることが起きる。

後悔と幸せが、いつも一緒にやってきます。

どれも正しく、美しい路なんだと思いますが、

安い言葉じゃ選ぶことができません。

 

半年後には、その先の人生が決まってくると思うと、

なんだか、ちっぽけな人生でもないんだなと感じます。